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60分で作成可能!理想の転職・キャリア構築に必要な自己分析実践術

社会人生活は30年~40年と長い。定年まで1社で継続して働く時代は終わった。その中でサラリーマンとして出世するのか、どこかで起業して経営者として組織を作っていくのか、個人事業主として悠々自適に生活するのか、選択肢は数えきれない。自分が理想とする転職・キャリアはどういったものなのか。じっくり考える時間を作る事は非常に重要だが、意外と落ち着いて考える機会が無い人は多い。この記事を通して、自分の理想とする生き方や転職・キャリアを考えて今後の道しるべを見つけてもらいたい。

まずキャリアを構築するとはどういう事か。キャリアについてはここで下記のように定義する。

キャリア構築の定義:仕事とプライベートはお互い影響を与え合う関係性であり、人生を通してどう生きるべきかを考察する事

自分の理想のキャリアの答えは自分自身の中にある。そのため自己分析を徹底的に行ってもらいたい。正確に自己分析をする事で、今後やるべきことも見えてくる。自己分析を行う事で、選択を迫られた際にも自信をもって突き進める。一生涯の武器ともなる。ポイントをまとめていくので、ぜひご自身でも実践してもらいたい。

転職・キャリア構築に必要な自己分析「やるべき3つのポイント」

①進んで取り組んだ経験・やりたくなかった経験を書き出す
②自分とはどんな人間かを言語化する
③現状と理想のギャップを分析する

上記3ポイントを考え抜くと最終的に自分の理想のキャリア設計が見えてくる。それでは一つずつ考察していく。

進んで取り組んだ経験・やりたくなかった経験を書き出す

まずは自分の性格面について考察していこう。思いつく限りに紙に書き出して欲しい。頭で考えるだけでなく、実際紙に書くことで色々思い出しやすい。まずは『進んで取り組んだ経験』から考察する。

進んで取り組んだ経験を書き出す

これまでの人生において何をやっているときに『楽しさ』『面白さ』を感じただろうか。決して得意な事でなくても良い。自ら誰にも指示される事なくやっていた事は何だろうか。小さな事でも良いので、紙に書き出して欲しい。プライベート、仕事は問わない。思いつく限り、学生時代~今に至るまでを思い出してみよう。ぱっと思いつかない場合は、小学生、中学生、高校、大学、社会人1年目、2年目、、、と細かく時系列に区切ってみると良い。一例として、このように書き出してみてほしい。

【小学生時代】

小3から小6まで野球をやっており、休まず練習した
中学受験で小5から勉強を開始し、算数はよく勉強した
友達大勢で遊びを企画していた

【中学生時代】

野球部で朝から晩まで練習する事はやりがいを感じていた
授業では英語が好きだったので、良く勉強していた

【高校時代】

部活は継続して野球部に入り、レギュラーとして活躍する事が最高に楽しかった
学校の授業で、綺麗に板書を映してノートにまとめる事をしていた
教科書に付箋を貼って重要な点を見やすくする事をしていた

【大学時代】

バイトでお金を稼ぐ事に嬉しさを感じた
旅行が好きで、大学時代に国内旅行は20回行った
野球サークルのリーダーとして、人に教える事は進んで行った

【社会人時代】

同期に成績で勝った事に喜びを感じたので、いつも負けないように努力した
金額の大きい案件に関与出来る際に、主体性をもってやりきった
自分の裁量を多く持たせてもらえる事にやりがいを感じたため、仕事をより頑張った
趣味のフットサルはずっと継続しており、上手くなるように日々練習している
家族と美味しいものを食べるため、お店探しをしている
月2冊は必ず本を読んでいる

次にやりたくなかった経験を書き出してみる。

やりたくなかった経験を書き出す

うって変わって、やりたくなかった事を書き出してみる。ここにも自分の性格面が非常に表れやすい。こちらも同様に小学校時代から社会人に至るまでを書き出してみよう。一例として、このように書き出してみてほしい。

【小学生時代】

学校の掃除はサボりがちだった
図工・美術は面白くなかった
国語の勉強は苦手で、面白みを感じなかった

【中学生時代】

部活と勉強の両立が難しく、時間管理が出来なかった
厳しい先生の授業はテンションがかなり下がった
朝早く起きる事にストレスを感じた

【高校時代】

部活で自分より野球が上手い友達とは嫉妬で仲良くする事が出来なかった
受験勉強では得意教科しかやりたくなかった

【大学時代】

授業に出席する事が面倒となり、出席率は悪かった

【社会人時代】

厳しい上司の元、管理される事にストレスを感じた
指示されて動く事に抵抗感があった
往復の通勤時間が無駄に感じた
家族との時間や自分の時間が少なくなることが嫌だった

このような感じで書き出してみてほしい。

自分とはどんな人間かを言語化する

ここまで書き出したものを踏まえて、自分がどのような人間なのかを言語化していく。

進んで取り組んだ経験から言える事はこんな感じだろう。

チームプレーは得意。勝負事には燃える。成果を出すための練習は進んで行う。
定量的に物事を考えるのが好き。お金を稼ぐことにやりがいを感じる。
リーダーのように役職を与えられると、その分やる気が出る。
規模感の大きなことをやっている事にやりがいを感じる。
プライベートと仕事の時間を両立したい。
自分から新しい事を学ぶ事に抵抗は無い。

次にやりたくなかった経験から言える事はこんな感じだろう。

クリエイティブな考えはあまり無い
時間管理が苦手なので、いろいろやるより何か一つに集中した方が成果が出やすい
朝方より夜型人間
負けず嫌いで競争環境にいる事で燃える
誰かに指示されて動く事は嫌
効率的に時間を使いたい
ワークライフのバランスはある程度は取っていきたい

これらすべてをいきなり満たす事は難しいが、最終的な目標(理想)を設定する事が出来る。下記のように順序立てて目標を設定して欲しい。

仕事では成果が数値で出やすい営業などが向いており、会社に属してチームとして働くか独立するかはいずれでも大丈夫か。ただ単純作業ではなく、営業×コンサルのように無形商材で自分を売っていく仕事が向いているだろう。将来的には管理職になるように努力し、部下をもって指示する側になると成果を出せる。適度な休暇も必要となれば、福利厚生が良い大企業が向いているか。となれば、最終目標は大企業で営業管理職になれるように若手時代は成績をトップクラスを維持していこう。30代で部下のマネジメントをしながら、自分は新しいサービスの責任者も兼務したい。給与面に関しては30代では1,000万円を目標にして家族との時間も大事にしたい。

上記のように目標を設定したら、現状とのギャップがどれだけあるのか、またそのギャップを埋めるために何をすべきかを考える必要がある。

現状と理想のギャップを分析する

現状を客観的に把握する。そのうえで上記で設定した理想の状態とどれくらいのギャップがあるのかを把握していく。理想の状態が設定出来れば、足りない部分をすべてチェックすれば良い。

例えば下記の例で、現状とのギャップ部分を青地にしてみる。

最終目標(理想):

大企業で営業管理職になれるように若手時代は成績をトップクラスを維持していこう。30代で部下のマネジメントをしながら、自分は新しいサービスの責任者も兼務したい。給与面に関しては30代では1,000万円を目標にして家族との時間も大事にしたい。

そしてギャップを埋めるためにするべき事を行動レベルで検討していく。
・成績トップレベル:現状順位は真ん中なので、営業スキルを向上させる
・部下マネジメント:後輩の指導や、チームの数字まで責任を持つ姿勢
・新サービスの責任者:新しい知識を吸収するため、読書などの習慣づけ
・年収1,000万円:現状600万円なので、成果を出して3年以内に到達する
・家族との時間:仕事を効率的に終わらせられるように、時間管理をする

まとめ

実際はもっと具体的に行動を設定していただきたいが、上記をみるとやるべき事は結構シンプルになってくると思う。つまり営業成績を伸ばしながら、効率よく働く。また読書などでインプットの習慣づけをすることが理想に近づく行動だと言える。自分で分析して出た結論には、納得感が違う。そのため、行動継続に繋がりやすい。
ご自身で自己分析をする事で、改めて転職・キャリアの方向性を考えるいい機会になるので、是非60分程度の時間を作って実践してもらいたい。


今回は「60分で作成可能!理想の転職・キャリア構築に必要な自己分析実践術」ということで解説してきました。
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