プロ人材の転職支援・戦略人事サービス/個人・企業の成長を人材基点で支援する株式会社トラフォールパートナーズ
希望する企業に就職する際に避けて通れないのが、採用面接である。自分を短時間で評価されるという意味で面接は非日常の場であり、自分がどのような人間か、面接時間内にアピールして評価をしてもらわないといけない。面接が苦手な方や緊張してしまう人も多いが、正しく準備してコツを掴んで臨めば心配する事は無い。オファー(内定)率も準備によってかなり変わってくる。そこで今回は面接対策ですべき事を詳細に解説していこうと思う。全て実践出来れば面接対策としては万全である。中途採用面接を主に想定しているが、新卒採用の対策としても問題無く使用出来る情報にしている。
①キャリアの軸を定め、選択要因を明確にする
②理解度を上げる(業界理解・業務理解・会社理解)
③過去面接での事例収集
④模擬面接の実施(場数を踏む)
⑤業界にマッチした職務経歴書の作成
⑥親和性のある業務経験をする(※長期的視点)
⑦業界の知人を増やす(※長期的視点)
それでは解説していくので、是非しっかり確認いただければ幸いである。
これはキャリアの深堀質問への対策である。回答のコツは、『ブレない軸を持って、自分の考えで人生の選択をしてきたことをアピールする』ということだ。キャリアの深堀は、業界・業種問わずに高確率でされるので、是非この記事を参考にしてもらって、しっかり準備をしてほしい。
<補足>
キャリアの深堀をする理由は、あなたはどのような人間なのか?という部分を面接官は確認したいからだ。その際に「あなたはどんな人生を歩んできて、その際にどのような選択をしてきたのか」という質問をしてくる。キャリアの深堀質問に対して、あまり準備せずその場しのぎで回答してしまうと、高校時代・大学時代・社会人時代で考え方がぶれてしまう事が多い。一本のしっかりした軸をもって回答をしないと、「ころころ気持ちが変わって、すぐ転職してしまう人なのかな」と面接官に受け取られてしまうのだ。面接官は基本的に長期的就労が可能な社員を採用したい(※下記の参考情報より)。その観点でも軸をしっかりと持っている事をアピールする必要がある。
『面接官が見ているポイントとは?』
どんな面接でも共通して面接官が見ているポイントは、『長期就労可能か』『チームの輪を乱さない人間か』『すぐに成果が出せる人間か』という3つである。この3つのポイントを、質問を通して確認したいと思っている。面接を受ける側も、それを意識して臨む事で、回答内容も変わってくると思う。
上記から『キャリアの軸を定め、選択要因を明確にする』事が重要であると感じていただいただろうか。それでは実際にどのように対策を進めていくのかを解説する。
まずキャリアは『過去⇒現在⇒未来』と続いていくので、時系列ごとに考える必要がある。下記に記載した質問にまずは思ったまま回答して欲しい。この質問集は直接面接内で聞かれる事も多く、キャリアの深堀はこの内容に回答出来れば問題無いと思っていただいて良い。
【過去】
中学時代&高校時代:
部活は何をやっていた?部活での役割は?
部活以外で頑張った事は?なぜ頑張れたのか?
大学時代:
一番頑張ったことは?なぜ頑張れたのか?
二番目に頑張ったことは?なぜ頑張れたのか?
失敗した経験は?そこから何を学んだ?
就職活動の軸は?その中で会社選びの軸は?
【現在】
社会人時代:
現職に入社した理由は?
現職に入ってみて(良い面・悪い面での)ギャップはあった?
現職での成果は(出来るだけ定量的に)?なぜその成果を出せた?
失敗経験は?その後の対策は?
※2社以上経験している場合は、1社目・2社目にて上記の質問をされる
【未来】
将来どのような人材になりたいのか?
転職活動をしようと思ったきっかけは何か?
企業選びの軸は何か?
一度回答を用意頂いただろうか。次に面接で使えるように回答を整えていく必要がある。先ほど述べたように回答のコツは、『ブレない軸を持って、自分の考えで人生の選択をしてきたことをアピールする』事である。つまり一本の軸がある状態に回答を整えていく。また『軸』とは『やりたい事を抽象化したもの』と理解して欲しい。それでは具体的な例をもって説明していこう。
【具体例】
田中さん(28歳・男性)
経歴:中高一貫男子校で野球一筋。大学では家庭教師のアルバイト、米国留学を経験。新卒で大手銀行に入行し、5年間営業マンとして勤務。経営コンサルティングファームへの転職を希望中。
中学時代&高校時代:
部活は何をやっていた?部活での役割は?
>>野球部、キャプテン
部活以外で頑張った事は?なぜ頑張れたのか?>>勉強、学ぶ事が好き
大学時代:
一番頑張ったことは?なぜ頑張れたのか?>>アルバイト、教える事が好きだから
二番目に頑張ったことは?なぜ頑張れたのか? >>留学、海外に興味があるから
失敗した経験は?そこから何を学んだ?>>アルバイトで生徒の成績が伸びない、教え方の工夫
就職活動の軸は?その中で会社選びの軸は?>>規模の大きさ、裁量の大きさ
【現在】
社会人時代:
現職に入社した理由は?>>無形商材で一番重要なお金に関わる事に魅力を感じた
現職に入ってみて(良い面・悪い面での)ギャップはあった?>>規模の大きさ、勉強が大変
現職での成果は(出来るだけ定量的に)?なぜその成果を出せた?>>頭取賞、顧客分析
失敗経験は?その後の対策は?>>成果が出ない、顧客の目線に立つ
【未来】
将来どのような人材になりたいのか?>>マネジメント出来る人間
転職活動をしようと思ったきっかけは何か?>>経営の本質に入っていきたい
企業選びの軸は何か?>>裁量の大きさ、挑戦できる環境
上記のように作成してみる。そして、これまでやってきた事は、なぜやりたかったのかを分析して軸を作っていく。
やってきたこととしては、
・野球
・勉強
・アルバイト
・留学
・銀行営業
であり、なぜやりたかったのかを書き出し、抽象化していこう。
・野球:成果が分かりやすい、チームプレーでの達成感⇒(抽象化)定量的判断が好き。組織行動が得意
・勉強:色々学ぶ事で発見がある事に楽しさがある⇒(抽象化)継続してインプットが可能
・家庭教師:人に教える事が好き⇒(抽象化)アドバイスして人を動かし、サポートしたい
・留学:アメリカに関心があり、行ってみたかった⇒(抽象化)新しい事への挑戦にモチベートされる
・銀行営業:金融に関心がある⇒(抽象化)経営者への支援・経営への関心が高い
上記から軸はこのようにまとめられる。
『定量的に物事を分析し、成果を出すことが得意。個人行動より、チームとして成果を出したい。興味関心は経営にあり、人を動かし、支援する事をしていきたい』
軸が定まったら、キャリアを深堀されたとしても、ブレないように回答すれば良い。
ちなみにここまで出来れば経営コンサルティングファームの志望理由もすぐに作成出来る。
『定量的に物事を分析し、成果を出すことが得意であり、その中で自分が貢献出来る部分があると感じている。また個人行動より、チームとして成果を出す経験をしているので、会社というチームで成果を出したい。興味関心は経営にあり、銀行を選択したのもその理由。今後は経営コンサルティングファームにて経営者の支援を行う専門家として学び、貢献していきたい』
このようになる。一気に経営コンサルティングファームへの転職理由も完成したが、一番言いたいのはキャリアの軸をしっかり持つこと。そうすればキャリアの深堀をされたときにも臨機応変に対応出来る。
『自己紹介文の作り方』
面接では必ず自己紹介をしてください、と初めに要求される。自己紹介といっても趣味を言えばいいのか、好きな食べ物を言うのは変かな、と意外と悩む方も多いと思う。自己紹介のコツは、『深堀してほしい内容・キーワードを入れて簡潔に話す』事だ。例えば、高校時代に部活で全国大会優勝した事がセールスポイントであれば、その内容を簡単に入れる。社会人時代に営業トップになったのなら、その内容を入れる。逆に言うと、自分が深堀して欲しくない事に関しては言わなくてもよく、ざっくりと学生時代から現在までを話せばいい。大体20秒以内に話せる内容で構わない。
これは業界志望理由・会社志望理由・知識テストへの対策である。こちらも必ず面接内で必要な対策となる。業界理解・業務理解・会社理解はすべてセットなので一気に準備してしまおう。それでは一つずつ解説していく事にする。
まず業界理解の定義だが、『業界の存在意義・業界の全体像・今後の動向を理解して自分で語れる状態』を指す。この状態になって初めて業界理解はOK、という事になる。情報収集のやり方としては、『グーグル検索』『書籍』『経験者へインタビュー』いずれでも問題ない。ただ「業界の書籍を読んだことがあるか?」と聞かれる可能性もあるので、念のため1冊は書籍を読んでおいた方が良い。
・業界の存在意義とは?
例えば経営コンサルティング業界について分析してみる。経営コンサル業界はなぜ存在するのか?を理解するには、コンサル会社のHPを数社見て、設立理由を調べてそこから自分なりの回答を作成すれば良い。なぜ会社を立ち上げたのか、という事は存在意義とほぼ同じ意味となることが多いのだ。
・業界の全体像とは?
全体像とは、全てのサービスラインと当該業界の代表的企業を把握すれば良い。例として出している経営コンサルであれば、サービスラインは『戦略・M&A・事業再生・業務改善・IT・組織人事・事業承継』がある。代表的企業は、上場企業中心に数社ピックアップすれば良い。ちなみに全体のサービスラインを知っておかないと、「コンサルの別サービスには関心が無いのか?」とか「他のサービスと比較して、なぜこのサービスラインをやりたいのか」といった質問に回答する事が出来なくなる。
・今後の動向とは?
これは自分の意見をもって語れる状態にしないといけない。当該業界がこれまでどのような変遷をたどってきたのかを踏まえて、『どのようなニーズが増えるか』『業界規模はどうなっていくのか』を理由とともに語れるようにしよう。ネットで『コンサル業界 今後』と調べるだけでも色々出てくるので、その中で自分が共感する内容を覚えておけば良い。
業務理解とは、『最初から最後までの業務プロセスで何をやっているのか』を理解する事である。まずは当該会社の求人情報をよく確認しよう。業務内容は、同じ業界でも会社によって異なるので注意。ただ業務理解に関しては、求人情報・ネット情報では不十分なことが多い。その際には、『直接面接で面接官にヒアリングする』『社員とカジュアル面談をする』『活用している人材エージェントにヒアリングする』『会社説明会に参加する』など、ヒトから情報を直接仕入れる必要がある。面接内で直接面接官に質問しても印象は悪くなることは無いので安心して欲しい。それでは業務理解をする際には、どのような情報を仕入れる必要があるのかを説明していく。
◎業務理解のためには、最初から最後までのプロセスを一気通貫で深堀しよう
コンサル業界であれば、提案資料作成⇒営業活動⇒案件獲得⇒初期分析⇒コンサル開始⇒アフターフォローとなる(※業務フローのイメージも難しい場合はネットで『業界名 業務フロー』で検索すれば良い)。そして応募する企業では各フェーズで『会社は』『自分は』何を行うのか、を情報取集する。会社としての取り組みを理解する必要はあるが、一番重要なのは自分に何を求められているのか、である。ここを明確にしておかないと入社後ギャップが生じやすくなるので注意。
会社の理解とは『当該会社が顧客に提供している価値(サービス)・会社理念を理解しており、説明出来る状態』を指す。ポイントは説明まで出来る必要がある事だ。直接的に「弊社の理念って知ってる?」と聞かれる事もあるからだ。ここの対策が『会社志望動機』のメイン内容となるだろう。
・顧客に提供している価値の理解
こちらはHPや求人情報を確認する事で容易に理解する事が出来るだろう。上場会社の場合は、IR情報も必ずチェックしておこう。投資家向けに分かりやすく資料をまとめているので、非常に参考になる。
・会社の理念
理念は非常に抽象的であるが、ネットで社長・社員のインタビュー記事を調べてみよう。特に社長は会社の理念を踏まえてインタビューに答える事が多く、理念の説明をしてくれている。ネット検索しても出ない場合は、HPからキーワードをピックアップすれば良い。理念は抽象的なものであるので、簡単に一言で語る事が出来れば良い。
『キャリアの軸を定め、選択要因を明確にする』『理解度を上げる』という2つの対策を解説してきたが、ここまでの内容で業界志望動機・会社志望動機を作成する事が出来る。
まず業界志望動機は、キャリア分析によって見つけた軸を、業界で働く事に繋げていく。
例)『定量的に物事を分析し、成果を出すことが得意であり、興味関心は経営にある(⇒これが軸)。銀行を選択したのもその理由。今後は経営コンサルティングファームにて経営者の支援を行う専門家として学び、貢献していきたい。
これだけだと少し寂しいので、業界理解・業務理解で調べた内容で共感出来る部分を追加で話せば良い。次に会社志望動機について。会社の志望動機は『ビジネスモデルへの共感』『理念への共感』で構成されている。つまり業界理解・業務理解にて調べた内容から共感点をピックアップし、最後に理念への共感を加えれば良い。
もし過去面接の事例情報を獲得できるならば是非して欲しい。会社によっては、一次面接~最終面接で何を質問してくるのかがほぼ決まっている会社がある。その場合、過去面接での事例を知っているだけでかなり有利に働く。事例収集方法だが、結構限られてしまう。『人材エージェントから収集する』『過去面接を受けた人に聞く』くらいだろう。ネット情報は幾分信ぴょう性が低い。つまりほとんどの場合、人材エージェントからの収集が肝となる。人材エージェントの活用の仕方だが、専門領域に特化しているエージェントを活用する事がおすすめだ。シンプルに持っている情報量が多いので、過去事例も知っている事が多い。実際人材エージェントを活用する際は、その人との相性も重要となるので、複数人材エージェントに登録してみて。エージェント自身や情報量を確認してみたら良い。
参考にこれまでいろいろな業界でされた頻出質問例をまとめておく。
簡単に自己紹介をしてください
中学時代、高校時代に一番頑張った事は何ですか?
大学時代に一番頑張ったこと・二番目に頑張った事は何ですか?
友達のなかではあなたはどのようなポジションですか?
あなたの長所・短所を3つずつ挙げてください
業界志望動機を教えて下さい
当社志望動機を教えて下さい
競合他社はどのようなイメージですか
当社に入ったら、どのような事が出来ますか
あなたが経験値として足りない部分はどこですか
これまでの人生で一番誇れる事は何ですか?
尊敬出来る人はいますか?その理由も含めて
休みの日は何をしていますか?
新卒の時にはどのような業界をみていましたか?
なぜ現職に入社したのですか?
現職での成績を教えて下さい。またその成果を出せたのはなぜですか?
仕事上での失敗談、その後の対策を教えて下さい
仕事以外での失敗談を教えて下さい
将来的にどのような人材になりたいですか
最後に質問はありますか(3つ程度用意)
ちなみに面接の最後に逆質問の時間が用意される事が多い。面接官に対して、こちら側が質問するのである。「何を質問すれば良いのか」という不安を抱く方も多いと思うので、簡単にコツをお伝えする。
まず逆質問で聞くべき内容は大きく2つ。『会社全体について』『自分の求められる業務内容について』である。『会社全体について』であるが、『ビジネスモデルの深堀』『今後のビジネス戦略』『在籍している社員属性』について質問すれば良い。『自分の求められる業務内容について』であるが、業務理解の項目で話したように、実際に自分がやる業務内容で分からない部分をヒアリングすれば良い。逆質問で注意して欲しいのは、その質問にどのような意図があるのか、を理解して質問する事である。逆質問も立派な面接であるので、面接官に「なんでそんな質問をするのか?」と疑問に思われないようにしよう。上記のように『会社全体について』『自分の求められる業務内容について』質問しておけばその心配は無いだろう。
これまでは質問に対してどのように回答すべきか、という内容を検討してきたが、面接は当たり前だが、相手に言葉で伝えないといけない。分かりやすく伝えるには練習するしかない。練習方法としては、『人材エージェントなど、面接官役を用意して模擬面接をする』『本命企業の前に、別企業で場慣れをする』ことだ。頭にはわかっていてもそれを言葉で分かりやすく伝えるのが苦手な方は必ず模擬面接を実施して欲しい。
①質問内容を決める
②面接官役に質問してもらい、すらすら回答出来るまで練習する
③動画を撮り、自分がどのような表情・声のトーンで話しているかを客観的に確認する
面接でみられるのは、回答内容だけでは無い。表情の明るさ、声のトーン(抑揚)、身振り手振りなど全体を通して評価される。面接でお見送りとなってしまう人の理由で、「声が小さく、頼りない」「話の内容は良いが、長い」「目線がきょろきょろしており、落ち着きのなさが気になる」など、勿体ない理由で落ちてしまう事も非常に多い。イメージとしては、得意先に営業に行くイメージで面接に臨めばいい。つまり固すぎず、フランクすぎず、営業マンとしてのハキハキした信頼を持てる話し方を意識するという事だ。
最近は対面だけでなく、オンラインで面接を実施している企業も増えてるが同じような対策が必要。オンラインは特に目線がキョロキョロしてしまいがちで、声のトーンも一定になって退屈に聞こえてしまう。オンライン面接のほうが、より意識してもらった方が良いだろう。
これは書類選考の通過率を上げるための施策である。どれだけ面接対策をしても、書類選考で落ちてしまえば元も子もない。そのため、当該業界(当該企業)で求められている人材に近い事を書類の段階でアピールする必要がある。それではどのようにするのか。ポイントは2つ。一つ目は『成果を出した経験を具体的に記載する』。二つ目は『貢献出来る事を箇条書きし、詳細を記載する』。
・成果を出した経験を具体的に記載する
企業側にとっては、親和性のない業界出身者であったとしても、今まで成果を出したことがあるかどうか、という部分は必ず見てくる。成果を出せる人は未経験であってもすぐにキャッチアップして成果を出すという考え方があるからだ。定量的、具体例を用いながら記載してみてほしい。
・貢献出来る事を箇条書きし、詳細を記載する
これはまず業界理解・業務理解・会社理解を終わらせてから行って欲しい。会社はどのような人材を求めているのか、をしっかり理解した上で、これまでの自分の経験と親和性がある部分をピックアップして書き出す。貢献出来る事は『ハードスキル面』と『ソフトスキル面』で分けて記載すれば分かりやすい。ハードスキルは『実務経験を通して得たスキル』であり、ソフトスキルは、『もともと自分が持っている性格面や特徴』である。ソフト面は必ず記載できると思う。ハードスキル面でも、資料作成能力やプレゼンテーション能力、マネジメント能力など、業務を細分化すれば必ず近しい経験をしていると思うので、探ってみてほしい。作成例を下記記載しておく。
① 主体性・当事者意識
現職は若手・ベテラン関係なく裁量があり、各社員が責任をもって行動する社風です。そこで「自分が責任をもって何とかする」という意識が生まれました。日々勉強をして、分からないことは自ら上司にヒアリングするなど、若手・ベテラン関係無く、成果を出してきました。以上のように、経験を通して主体性と当事者意識が生まれており、貴社でも活かせると考えております。
② 基礎的なファイナンススキル
クライアントの財務諸表を分析して営業活動を行う事が多いので、基礎的なファイナンススキルは持っております。そのため、貴社のクライアントが財務上の課題を持っている場合は、課題を分析してから提案する事が可能です。
③ ゴール思考
による成果創出
目標達成の為に、ゴールから逆算し行動する事が必須だと感じております。現職でも逆算して適切な行動をとる事で、ノルマは毎回達成しております。そのため、貴社でも必ず成果を上げていきたいと思っております。
ここからは長期的目線で面接に合格する方法を解説する。面接対策でどうにもならない事もあるので、その際には長期的目線が必要だ。例えば、『◎◎経験者のみ採用』など、経験があるかないかだけで判断される場合だ。その際には、経験を積む必要がある。しかし、現職で経験できない事がほとんどだろう。その際には、別の企業(環境)で経験を積み、目標の企業に挑戦する必要がある。その際、①~④に従って考えてみてほしい。
① やりたい業務(行きたい会社)が求める人材スキルと比較して、自分に足りない経験(スキル)を分析
②在籍している社員は、過去どのような企業にいたのかを調査
③足りないスキルを補う事が出来る会社を調べ、そこで数年働けるかどうかをイメージする
④実際働けそうなら、まずはその企業に入社出来るように面接対策を開始
最終目標があって2年~3年程度経験を積むために転職をする人も非常に多い。今自分に能力が無いと考える人であっても、年齢が若いほど可能性は十分ある。あきらめずにまずは分析を始めてほしい。
こちらも中・長期的な施策である。業界の知人を増やす事によるメリットは2つ。『業界の情報が入るので、面接対策に有利』『リファラルでの採用を狙える』。業界の知人を増やすためには、SNSを活用して業界関係者と繋がってやり取りをする事や、交流会に参加したり、紹介してもらうなどで地道に二していくしかない。しかし中長期的な目線では大変有効であり、地道に続ければ結果は出てくるので、おすすめだ。
2つのメリットについて補足説明をしていく。
『業界の情報が入るので面接対策に有利』
面接では様々な角度で面接官にアピールする必要があるが、生の情報を知っていたり、当該企業と知り合いだったりすると、ほかの候補者よりも印象が残りやすい。志望動機を作成する際にも、具体性をもって話せるので、有利に働く。
『リファラルでの採用を狙える』
リファラル採用とは、採用企業に在籍している社員の伝手で、通常ルートとは別の選考フローで採用する事だ。業界の知人を増やす事で得られる最大のメリットはこれだろう。採用企業側としても、まったく知らない人材を面接で評価して採用するよりも、もともと知り合いの人を採用する方が安心感があるし、実力や性格面で大きくズレが生じにくい。また採用コスト(人材エージェントに払うフィーやマーケティング費用)を省けるので、採用企業側のメリットも大きい。そのため、採用ハードルが通常ルートでの採用よりも下がるのである。この経歴でこの会社に入社できたのか、というケースはリファラルが多い。
このように面接では様々な対策を行う事で、オファー率を上げる事が出来る。是非参考にして頂き、内定を勝ち取ってもらいたい。
今回は「面接の質問対策「抑えるべき7項目」中途採用・転職面接に必須!」ということで解説してきました。
解説した7項目を実践することにより万全な面接対策が可能になりますので、中途採用・転職面接をひかえている方は是非参考にしてみてください。
プロ人材(CxO、専門職)に特化した株式会社トラフォールパートナーズでは、専門職の求人が業界トップクラスで、未経験者でも手厚い支援で理想のキャリアを実現しています。
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